airway
Emergency Airway Failure (CICV)
Recognize and respond to Cannot Intubate / Cannot Ventilate (CICV) — the most critical airway emergency. Review immediate action steps including emergency front-of-neck airway (eFONA) and prevention strategies.
Based on: DAS 2015 · ASA 2022
入力
認識
- ✗挿管不能 — 複数回の喉頭鏡操作が失敗している
- ✗換気不能 — マスク換気・LMA いずれも無効
- ✗あらゆる試みにもかかわらず酸素化が悪化している
即時対応
- 1
直ちに応援を要請する
チームに即座に連絡する。CICO の対応は単独で行わない。
- 2
酸素化を最大化する
二人法マスク換気、下顎前突、OPA/NPA、高流量酸素投与。
- 3
eFONA を実施する
緊急前頸部気道確保(輪状甲状靭帯切開)が唯一の確実な救済手技。躊躇しない。
なぜ致命的なのか
- ⚠酸素予備能は数分で枯渇する
- ⚠高度低酸素が 4〜5 分続くと脳障害が始まる
- ⚠eFONA が遅れれば心停止に至る可能性がある
行動原則
- →失敗した試みを繰り返さない — 繰り返すたびに浮腫が悪化し、条件が悪くなる
- →状況を宣言する:「これは CICO です」
- →即断する — ためらいが最大のリスクになる
誘因
- •導入前の困難気道の予測失敗
- •酸素化を維持しないまま繰り返した挿管試行
- •遅れた状況認識とエスカレーション
- •導入前にバックアッププランが準備されていなかった
予防のために
多くの CICO は、導入前の系統的な気道計画によって防ぐことができる。
教育的要点
プランが失敗したら、プランを変える——試みを繰り返すのではなく。CICO が発生したとき、eFONA が唯一の道だ。ためらいが命取りになる。
概要
挿管不能・換気不能(CICO)は、稀だが生命を脅かす気道緊急事態である。即座の認識と決断的な対応——緊急前頸部気道確保(eFONA)を含む——が求められる。
エビデンスサマリー
CICO とは、気管挿管およびあらゆる手段による酸素化の維持が不可能な状態と定義される。英国第4次国家監査プロジェクト(NAP4)は、困難気道の予測失敗と挿管試行の繰り返しを最も多い誘因として特定した。
- 緊急前頸部気道確保(eFONA)が CICO の唯一の確実な救済手技
- 成人では針による輪状甲状靭帯穿刺より外科的切開が推奨される(DAS 2015)
- LMA などの声門上器具は CICO 宣言前に試みる
- 全試行中の酸素化維持が判断の時間的余裕を生む