症例

エドキサバン服用中のQLブロック——スタンダードかストリクトか?

術後鎮痛に腰方形筋ブロックを計画。患者はエドキサバン服用中。24時間か、72時間か?

症例提示

62歳男性。待機的腹腔鏡下結腸切除術。心房細動に対してエドキサバン60mg 1日1回。術後鎮痛に両側QLブロックを計画。最終服用は昨日の朝——約28時間前。

術前麻酔科評価の依頼。疼痛チームが術後にQLブロックを予定している。

一部の深部ブロックは分類が議論されている

腰方形筋ブロックは「isDebated(議論あり)」に分類されている——解剖学的な深さと神経軸索構造への近接性から、文献上スタンダード・ティアに一貫して分類されていない。ブロックの分類が議論されている場合は保守的なデフォルトを適用する:ストリクト・ティア(72時間)として扱う。エビデンスが限られるブロックに対するASRA 2022 のアプローチである。

教育的要点

  • すべての区域麻酔ブロックが同等ではない。QLブロック・脊柱起立筋面ブロック・肩甲上神経ブロック・大坐骨神経近位部ブロックなどは分類が議論されており、ストリクト・ティア(72時間)がデフォルトとなる。
  • 手技のティアが不明確な場合は保守的なデフォルトを選ぶ。72時間待機のコストは深部血腫のリスクと比較して低い。
  • 「脊椎ではないから大丈夫」は72時間ウィンドウを回避する根拠にならない——まず手技を正確に分類すること。

DOACツールでQLブロックの休薬要件を確認し、同じDOACでのTAPブロックと比較してみてください。

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次の臨床的問い

同じDOACでの浅部ブロック——TAPブロックはどう違うか?

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