術中 TEE スクリーニング

術中 TEE 所見をパターンベースで解釈し、周術期的な血行動態の意味と臨床アクションを返すツールです。正式な報告書作成ではなく、リアルタイムの臨床判断を支援します。

見える範囲と限界

弓部・下行大動脈は TEE で評価できます。ただし上行大動脈は気管・気管支の介在により安定描出できません。カニュレーション部位・大動脈遮断部位は TEE 単独で完結しない——エピカーディアル超音波または外科的直接確認が必要です。

部分入力対応 — 未入力項目は評価対象外

LV / 全体機能

LV 収縮機能

局所壁運動異常(RWMA)

LV 拡張末期サイズ

RV / 右心系負荷

RV サイズ(ME 4-ch)

RV 収縮機能

中隔偏位(D サイン)

容量 / 血行動態

LV 充満印象

心拍出印象

弁膜症 / 動的閉塞

僧帽弁逆流(MR)

大動脈弁逆流(AR)

SAM / LVOTO

その他の弁膜異常

大動脈(TEE 描出範囲内)

大動脈弓部

下行大動脈

解離疑い

所見を入力すると結果が表示されます

術中の代表シナリオ

CPB 離脱後の LV ポンプ不全

前負荷・収縮力・SAM のどれか?術前 CPB の LV 所見と比較する。

症例を考える

CPB 離脱後の RCA 領域虚血

RCA 閉塞か、空気塞栓か。ST 変化・CVP 上昇・RV 所見を統合する。

症例を考える

CPB 開始直後の大動脈解離疑い

TEE で何が見えて何が見えないかを知る。弓部・下行大動脈は評価できるが上行大動脈は制限あり。

症例を考える

CPB との関連

TEE は CPB cannulation guidance・送血ライン確認・de-airing チェックでも重要な役割を担います。これらは v1 スコープ外ですが、術中 TEE の主要用途です。

周術期エコーの考え方を学ぶ

弁膜症の重症度評価、LV機能、充満圧、術中TEEの所見が周術期エコー評価の中でどうつながるかを整理します。

Echo Education を開く